PC健康診断
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New (2005/04/03)       

パソコンは、テレビなどの家電製品と比べると、経験的な判断ですが、ハードウエア的には華奢で壊れやすいものです。
今までに度々自分で経験したハードウエア障害において、PC本体で問題を起こしやすいと感じているのは、ハードディスク(昔はフロッピーディスク:最近はあまり使わないし装備していないPCもありますが) と、メモリです。周辺機器では、プリンターの障害に遭遇することが多いのですが、ここではPC本体に限った話とします。

ハードディスクは一定の稼動時間数を過ぎれば不具合が発生する可能性が非常に高くなります。そして、ハードディスクに何らかのハードウエア的な不具合が生じると、一気にご臨終ということになる場合が多いのです。したがって、時々、人間で言えば健康診断に相当するチェックを行うほうが安全です。メモリについては、広いメモリ領域のどこかに障害が発生していても、その領域を使用しようとするプログラムの動きの不具合としてしか感知することは出来ません。ですからメモリの不具合は、なかなかそれと気付くことが困難です。

そこで、私は、次のようなソフトを使ってハードディスクの障害チェック・メモリの障害チェックを定期的に行うことにより、パソコンの健康診断を行っています。

bullet ハードディスクの障害チェック

ハードディスクのチェックには、HDD Health というソフトを使っています。 フリーウェアでここ(http://www.panterasoft.com/)からダウンロードできます。

このソフトは、ドライブが持つSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)機能を使って、定期的にドライブをチェックし、エラーの発生やドライブの状態を監視し、ハードディスクが壊れる日を予想するというツールです。

ハードディスクはいきなり全部壊れるのでなく、性能が徐々に劣化し、徐々に壊れてゆきます。HDD Health は、SMARTで設定・取得されたパラメータの変化(劣化)を独自のロジックで計算し 、ハードディスクの死亡日を予想する様です。変化(劣化)の度合いと、変化(劣化)に至る期間が予想にとっての重要な要素ですから、HDD Health の使用期間が短ければ、それだけ予想値には大きな振れがあり不正確です。
このソフトを使い始めると、ある日突然、あるパラメータについての「警告」が出て、HDDが死亡する予想日が表示されて、大慌てをすることがあります。が、その後、パラメータ値に変化がないと、HDDの寿命予想がどんどん延びたりもします。パラメータ値の変化が良い方に変化したりすると、死亡日が取り消されたりする場合もあります。

このような パラメータ値の変化をキャッチし、HDDの状態を見極め、早めの対処を促す道具として使えば、良いと思います。

☆ スナップショット

HDD Health のスナップショット

この例では、2013年6月18日に死亡すると予測しています。
他のタブで、各種詳細情報を見ることが出来ます。
オプションの設定で、パラメータ変化時の警報をポップアップ表示させたり、メールで知らせたり、ネットワークメッセージで知らせたりなどと指定することも出来ます。

☆ 体験

私の使用しているPCの1台で、開発用のメインマシンとして最近では最も使用頻度の高いPC(DELL Dimension 4400)において、2004年12月頃、seek error rate が大幅に悪化し、ハードディスク寿命が2005年5月頃という予測が何回か表示されました。暫くすると、seek error rate が良いほうに回復し、寿命が2010年ごろまで伸びたりします。このようなことを何回か繰り返していましたが、2005年3月6日、PCの起動時に、read error で、ハードディスクが全く読み出せなくなり、OSを起動することも出来なくなってしまいました。

read error のスナップショット

幸いにも、重要なデータは毎日、ドライブ全体については半月ほど前のバックアップが取ってありました。ハードディスクを同等品の新品に差し替えた後、数日間の一時ファイルを除いて、ほぼ完全に復旧することが出来ました。

この体験から、HDD Health が死亡日の予測を表示したら、慌てることはなくても、バックアップを確実に取っておくことが非常に大事であると実感しました。

現在は、バックアップソフトとしては、Acronis True Image を使い、USB接続の外部ハードディスクに、ドライブ全体のイメージファイルを作成しています。

bullet  メモリーの障害チェック

メモリ診断用のソフトで定番のものといえば、Memtest86 でしょう。現時点(2005年4月3日)での最新バージョンはv3.2です。ここ(http://www.memtest86.com/)から入手できます。

Memtest86は、ブート時に本来のOSが起動する前に、FD(あるいはCD-ROM)から起動するソフトです。ですから、ダウンロード、解凍後に、Memtest86の起動用のFDを作成する必要があります。

このソフトが起動してメモリーチェックが始まると、全メモリを複数のチェック方式で、漏らさずチェックしてゆきますので、結構時間が掛かります。DELL Dimenssion 4400 は、CPUがPentium4(1.6Mhz)で、メモリ512MBなのですが、優に30分は掛かります。

Memtest86 のスナップショット

全テストが終了すると、サイクリックに再びチェックを繰り返して行きますので、エスケープ・キーで終了させます。

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